スリランカには、多彩なスパイスと色とりどりのカレーや独自の料理法で調理された名物料理が豊富にあります。スリランカに興味を持った方の中には、本場スリランカの料理について気になっている方も多いでしょう。
特に、エスニック料理好き、スパイス好き、健康志向の方はぜひ本場の料理をスリランカの食文化も味わっていただきたいです。
この記事では、スリランカ旅行に行ったら食べていただきたい、スリランカの名物料理をご紹介します。
スリランカ料理の特徴
スリランカ料理は、さまざまな香辛料で味付けされているのが特徴です。
また、スリランカの国内生産の約20%を占めているココナッツは、スリランカで作られる多くの料理に使用されています。
特に、魚や鶏肉、羊肉、豆、野菜などを使ったスリランカカレーが有名です。他にも、新鮮な魚介類を使ったシーフード料理も美味しいと人気を集めています。
スリランカで食べたい人気の料理
スリランカには、ココナッツで炊いたご飯や米粉を練って作ったライスヌードルなど、日本では味わえない人気料理がたくさんあります。さまざまな香辛料で調理されているため、ひとつの料理でさまざまな味わいを楽しめるでしょう。
ここでは、スリランカで食べたい人気の料理をご紹介します。
ライス&カリー(Rice & curry)
画像:Wikipedia
ライス&カリーは、スリランカの主食でもある料理です。
日本にあるカレーライスのように1種類のカレーをお皿に盛るのではなく、複数のカレーをたくさんバナナの葉にのせて好きなものをご飯のまわりに盛ります。さまざまな味や食感を一度に楽しむことができるため、多く食べても飽きません。
ライス&カリーに出てくるカレーは、家庭やお店によってさまざまですが、スリランカには10種類以上のカレーがあります。多くのスパイスやハーブを使用しており、それぞれが独自の風味を持っています。
キリバット(Kiribath)
画像:Wikipedia
キリバットとは、キリ(ミルク)のバット(ご飯)という意味を持つ料理です。ココナッツミルクで炊いたご飯で、お正月や誕生などのお祝いによく食べられます。
キリバット自体は甘い風味のある料理ですが、現地では、塩と唐辛子を合わせたソース“ルヌミリス”と一緒に食べるのが定番です。ルヌミリスの辛さと塩味でデザートっぽさが消え、ご飯として美味しく食べられます。
ストリング・ホッパー(String Hopers)
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ストリング・ホッパーとは、米粉を麺状にして蒸し固めた料理で、そうめんに近い食感を持つ麺料理です。
朝食や副菜にも合うため、好みの味付けでアレンジでき、カレーやココナッツとタマネギをメインにしたふりかけと一緒に食べるのが一般的です。
ポル・ロティ(Pol roti)
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ポル・ロティとは、新鮮なココナッツを削り小麦粉と一緒に練りこんで焼く平たいパン料理です。 ココナッツだけでなく、スパイスやフルーツを練りこんだものもあります。
スリランカでは、カレーにつけて食べられており、食感は少し固めで、サイズは一口よりちょっと大き目なものからお皿いっぱいの大きさまでさまざまな種類があります。
フィッシュカトレット(Fish Cutlets)
フィッシュカトレットとは、スリランカ風の魚のカツレツです。魚の身をほぐして、マッシュポテトや刻みタマネギ、唐辛子と混ぜ、パン粉をまぶして揚げることで完成します。
表面はカリッとしていて、ホクホクした食感とスパイスが効いた味がクセになります。フィッシュカトレットは、ビールとの相性がいいため、おつまみとして召し上がるのもおすすめです。
ビリヤニ(Biryani)
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ビリヤニは、スリランカに住むイスラム教徒の料理です。現地では、普段の生活で食べる料理ではなく、イスラム教のお祭りや来客の際などの特別な日に作られる料理です。
お米に、スパイスと魚、エビなどの具材を入れて炊き込む料理で、しっかりと具材の味がお米にしみ込みます。また、スリランカの米は、日本のお米と違ってねっとりしていないため、パラパラした食感がチャーハンに似ています。
ドーサ(Dosa)
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ドーサは、豆と米を発酵させて作った生地をフライパンで薄く焼いたものです。サクサクした食感で、バターの香りと少し酸っぱい味が特徴的な料理です。カレーにつけて食べても、そのまま食べても、美味しく召し上がれます。
またドーサの中に卵や野菜をサンドしてアレンジすることもできるため、さまざまなメニューを楽しめるのもこの料理の特徴です。
スリランカの人気おすすめのスイーツ
スリランカのスイーツは、種類も多種多様で、さまざまな味を楽しめます。多くのスイーツにはココナッツが使用されており、日本では味わえない独特な風味のメニューも多いため、スリランカへ行ったらぜひスイーツにも注目してみてください。
ここでは、スリランカで食べるべき人気おすすめのスイーツをご紹介します。
ワタラッパン(Watalappan )
画像:Wikipedia
ワタラッパンとは、黒砂糖とココナッツミルク、ナツメグ、卵で作られたプリンのようなスイーツです。
黒砂糖とココナッツミルクが合わさっていることから甘みの強いスイーツと思われがちですが、実際に食べてみるとナツメグと卵の味をほんのりと感じます。また、脂質やビタミン、ミネラル、炭水化物が含まれており、とても栄養価が高いスイーツでもあります。
ワタラッパンは、ストレート紅茶と相性がいいのも特徴です。スリランカ紅茶を楽しみたい方は、ぜひ一緒にワタラッパンも食べてみませんか?
スリランカの紅茶について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
▶︎スリランカ紅茶7大産地とは?各ブランドの特徴や魅力をご紹介
コキス(Kokis)
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コキスとは米粉とココナッツミルクを混ぜて揚げたクッキーに近いお菓子です。
現地では、お正月やお祝いごとなどによく食べられる伝統菓子でもあります。軽い食感で食べやすく、塩の風味がクセになることから、観光客からも人気を集めています。
星や蝶を金属製の形にからめて揚げているため、そのかわいいビジュアルも人気の秘密です。
ミーキリ(Mee Kiri)
画像:Wikipedia
ミーキリとは、水牛のミルクから作られたヨーグルトです。
スリランカ伝統のデザートで、水牛ミルクの香りと酸味の強い風味が特徴的です。現地では、キトゥルという花からとれる蜜をかけて食べます。酸味の中に蜜の甘さがマッチしてクセになる味わいが特徴です。
さしたスプーンが立つほど濃厚で、スリランカ名物のデザートとして人気を集めています。
スリランカ料理はこんな人におすすめ
スリランカ料理は、数多くのスパイスが料理に使用されているため、特にスパイスやエスニック料理が好きな人におすすめです。
また、スリランカは、太古から続く医学『アーユルヴェーダ』で有名で、食事に対して意識が高い国でもあります。
ベジタリアンやビーガン料理が豊富にあるため、ビーガンの方や健康志向の方にもスリランカ料理はおすすめです。
特にココナッツミルクやレンズ豆などさまざまな野菜を使った料理も多く、健康的で美味しい料理を楽しめます。
本場のスリランカ料理を味わってみませんか?
日本で提供されるスリランカ料理は、現地のスパイスや調味料が手に入りにくいことや、日本人のお客さんを多く受け入れる目的から、現地の味よりも日本人の味覚に合わせてアレンジされている傾向があります。
もし、一度スリランカ料理を食べたいと考えているのであれば、ぜひ本場で味わっていただくことをおすすめします。さらに、スリランカの文化や空気に触れながら味わう本場のスリランカ料理は絶品です。
カスヤスリランカトラベルでは、お客様のご希望に応じた旅行プランを立てられます。もし「スリランカ料理をとことん楽しみたい!」などのご要望があれば、ぜひお申し付けください。理想的な旅行プランをご提案させていただきます。
ご相談は無料です。是非一度、ご相談だけでもお問い合わせください。